おやゆびひめ

おやゆびひめ
おやゆびひめ
立原 えりか、アンデルセン 他 (2005/03)
講談社

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対象年齢:5歳くらいから〜
著者の紹介☆
原作:アンデルセン

文:立原 えりか…1937年東京に生まれ、高校の頃より童話を書き始め1957年「人魚のくつ」を自費出版。この本で後に日本児童文学者協会新人賞を受賞。1961年「ゆりとでかでか人とちびちび人のものがたり」で講談社児童文学新人賞を受賞。

絵:いわさき ちひろ…1918年福井県に生まれ、東京府立第六高女卒業。
1972年「ことりのくる日」でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を受賞。

おはなしФ(^♀^=)
ある所に、おばあさんが一人寂しく住んでいました。
「かわいい女の子がいたらいいのに」と魔法使いに相談をすると
魔法使いは「この種をまきなさいと」手渡してくれました。
おばあさんは早速種をまくと…芽はすぐに伸びて花が咲き
中をのぞくと、かわいらしい女の子が座っていました。
女の子の名前は「親指姫」と名づけられ、おばあさんはたいそうかわいがっていました。

そんなある晩、親指姫がスヤスヤ眠っていると
「きれいなお姫様。息子の嫁にぴったりだわ!ゲロゲロ」

お姫様はビックリしました。
目を覚ますと水に浮かんだ蓮の上、目の前には蛙の息子が
「嫁になるんだ」と言っています。
お姫様は、「いやよ…わたし…」と言って泣き出してしまいました。
そんな様子を見ていたお魚たちが、葉の茎をちぎりお姫様を逃がしてやるのでした。

グングン流れるお姫様をコガネムシが見つけました。
「珍しいものがいるぞ!!」コガネムシは親指姫をかかえると、木の上にのせて眺めていました。
けれど…「こいつは変だ!羽もないし、ひげもない。それに足が2本だなんておかしいぞ」
笑いながらコガネムシ達は飛び立ち、親指姫は一人ぼっちになりました。

何日も葉っぱで寒さをしのぎ…花の蜜を飲みその日を過ごしました。

やがて時は経ち、寒い風がやってきて…雪がちらつき始めました。

トントントントン…親指姫は寒い中、地面の底にある一軒のドアをノックしました。
ドアが開き、ネズミのおばさんが出てきました。
「どうか助けていただけませんか」細い声で親指姫が言うと、ネズミは中へ入れてくれました。

そしてとなりの家に住む、お金持ちのモグラに親指姫を紹介すると
モグラは美しい親指姫を好きになり、毎日散歩に連れ出しました。
今日もいつものように散歩に出ると、怪我をしたツバメを見つけました。
「かわいそうなツバメさん」
親指姫はツバメをやさしく世話をしました。
そして春が来ると、ツバメは元気に飛び立って行きました。

親指姫は毎日、蜘蛛の糸を紡いでお嫁に行く洋服を作っています。
ネズミの勧めで、秋が来たらモグラと結婚をしなければならないからです。
「結婚なんてしたくない…くら〜い地面の底で一生を暮らすだなんて…」
秋が近づいた結婚式の前日。
親指姫は涙を流しながら、真っ赤に燃える太陽に最後の言葉をかけました。
「さよなら…大好きなお日さま。花も小鳥もみんなさよなら…。」

その時…
ピウル〜ッ ピウル〜ッと明るい声が近づいてきました。
あの時、元気になったツバメでした。
「さぁ〜お迎えに来ましたよ!私に乗ってください」
ツバメは親指姫を乗せ、高く 高くどこまでも高く飛び
広い海を越え、何日もかけて南へ向かいました。

たどり着いた先は…花の国
「ここがあなたの国ですよ。」ツバメは親指姫をおろしました。
ポカポカ暖かく、きれいな色とりどりの花が咲いている中
王子様や花の妖精が待っていました。
「待っていましたよ親指姫。私と結婚を…」
王子様は親指姫の手を取り、いつまでも幸せに暮らしましたとさ。


ミヅポンの声(=^♀^=)ノ
子供の頃から親指姫の話を知っていますが、色んな所に連れ去られ大変なめにあって「かわいそうな 親指姫…」、けれど試練(意地悪)を乗り越えて、最後に王子様と幸せになれて「よかったぁ〜」と感動しちゃいますよね。でも昔から気になる事があるのですが…おばあさんは、また一人ぼっちになってしまうんですね。そこが悲しいです。みんなが幸せになれたら、最高なんだけどね(^^;)


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