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100年愛される絵本展ーその2

ギャラリートーク1人目は長谷川 義史さんです。

20091117-4.jpg


長谷川義史(はせがわ よしふみ)さんは1961年大阪府に生まれ、グラフィックデザイナー・イラストレーターを経て現在は絵本を描いています。「おたまさんのおかいさん」で34回講談社出版文化賞を受賞。「いろなにほへと」で日本絵本小を受賞している。

丸い眼鏡にちょこんと帽子をかぶり
笑顔がとってもやさしい印象でしたぁ(^^)






今回の企画で書き下ろした作品は

てんごくの おとうちゃん (講談社の創作絵本)てんごくの おとうちゃん
(講談社の創作絵本)

(2008/11/26)
長谷川 義史

商品詳細を見る


幼いころに亡くなった長谷川さんのお父さんに宛てたお手紙のような絵本。
そして親子の大切な思い出が丁寧につづられています。

ギャラリートークでは、この絵本について原画を見ながら1枚づつ
お話して下りました。


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

まず。何を言おうか?
普段みんなが知らないことから始まった方がいいのかな。
では、紙の種類でも話そうか。
今回は講談社100周年ということで紙の種類もいつもより良いものを使いました。
普段はコットマンで気楽に何枚失敗しても良い紙を使ってんねんけどな
今回はアルッシュ。一枚高いんです(笑)
だからねぇ~失敗できなんですよ。

その紙にいつもは、下書きしてから色づけするんですけど
今回は薄く下書きをしてから、白をベースに塗って
その上から更に色を乗せていくなんていう、面倒な手間をかけてるんです。

(おぉ!! アルッシュってホント高いんですよねぇ(@_@;)
さすが100周年。
しかも長谷川さんの絵はペッタリ塗るダイナミックなタイプの方だと思い込んでいたので
原画を見て感動しちゃいました。
薄く塗りこんでいて細かく繊細な絵でした(*^o^*)
長谷川さんの絵本ってとっても面白い話が多いのと、大阪の方なので
私の中での長谷川さんのイメージがあったんです。
でも、実際にお話を聞いているととても優しくて繊細な方なんだなぁ~と思いました。)


この話を3年前に講談社にもらい、
「100周年! すごいなぁ~そんなんやらせてもらってええの?」と
思われた長谷川さん。

それから「僕の作品は面白いのからしっとり系とあるけど、どんなんでいきましょうか?」
と編集者の方と話されて「しっとり系で」てことになったそうです。

まず何でこのタイトルになったかと言うと
もう誰もこの人のこと(父ちゃん)を知らないんですよ。
でも絵本を描き始めて「何か絵本に描いとけば残るやん」と思って。
せっかくそれを表現することができる仕事してるんやから、
いつかお父さんをテーマで描きたいなぁと思っていたんです。

でも、スタートがなかなか切り出せなくってねぇ。
走り出すと早いんですけど。

その時にNHKの番組(プロフェッショナル)に絵本作家の荒井さんを密着している番組があって
同じ講談社の企画の絵を描いているシーンがありました。
そこで話ながら、手でダイナミックに描いて
あっという間に3枚も書いてしも~て…

僕はその時1枚も書いてなくてかなり落ち込んだり焦りました。
でも、そのあと荒井さんから「あの時だけで進んでないので大丈夫ですよ」と言われて
安心もしたんですが、その番組を見たから走り出すきっかけが出来たんです。

最初にこの企画で
「ホットドック」と言うタイトルで絵本を作ろうとしたんです。
しかもそれがね、9割が他出来上がっていて…。

お父ちゃんの思い出の中で、
(絵本の中にも登場している飛行機ショーを見に行った場面があるんですけど)

お父ちゃんと姉ちゃんと僕の3人で飛行機ショーを見に行って。
お母ちゃんなら絶対買ってくれないホットドッグをお父ちゃんは買ってくれて
「やっぱりお父ちゃんってすごいなぁ」と思うんやけど…。
家に帰ってきて、お母ちゃんはご飯作って待ってるやんか。
ホットドッグを食べてきた事なんて知らんとご飯作ってんねん、
しかも買ってくれなかったホットドックを。
ん? 結局最後にお母ちゃんもっていくねん。(笑)
色々(父ちゃんが)やったのに、やっぱりおいしいとこは母ちゃん持ってくでしょ。

これは困ったなぁ~と、仕事場をウロウロしていると…
このタイトルが上の方から降りてきて
それから紙に思い出を描きだしたら30分くらいで15枚くらい書き出せて
それを今度は前に後ろに並び替えていったら
この絵本ができました。

この絵本は自分のお父ちゃんとの思い出を描いているつもりでいるけど
空想の部分もあってね。
本にしてしまうと自分の思い出と引き換えに
何かを失ってしまったような…そんな複雑な思いがあります。

空想が交じってしまうから、どれが本当の思い出なのか?
と、迷ってしまう場面もあってね。

まわりの大人や近所のおばちゃんに
『かわいそうに…かわいそうに』って言わるのがすごく嫌やってん。
「僕より死んだ父ちゃんの方がもっとかわいそうやん」と今でも思っています。
生きたくても命を落としてしまう人もいるんだから
生きているってことはありがたい!!

だからねぇ、この絵本を読み聞かせして悲しい気持ちになってしまったと言う方が
多かったんですけど…
子どもはその状況になれば生きていくやん。
お母ちゃんは二人の子どもを育てるのに大変だったと思いますけどね…

生きているのがええんやで、ありがたいことなんやで
というのを結果的に教えたいというのがこの絵本なんですよ。


この絵本の中でお父ちゃんに会うセピア調なシーンがありますが
これは家族にも言ったことがなかったホントの話なんです。
急に知らんおっちゃんに「ぼく、だいじょうぶか?」って言われてん。
すぐにこれ「あ、お父ちゃんや」と感じました。
これはねぇ~遠い記憶でずっと覚えてるんです。

そんな感じで、絵本の最後のページでもあるように
「僕は元気にやっています」といった感じでしょうかね。


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

ずっと、この絵本を読んで悲しい気持ちになってしまい読まずにいたんですが
長谷川さん自身のお話を聞いて、「そっか! そういう絵本だったのかぁ」と
思えるようになったので、違った目線からこの絵本を知ることになりました(^^)

そして、お話の後はサイン会を行ったんですが
ココで購入したものから家から持ってきた絵本にもサインをして頂けるということで

じゃ~~~~~~ん!! 

3冊もお願いしちゃいました。

まずは、ココで購入した「てんごくのおとうちゃん
書店では購入することなんてありえなかった涙の絵本
    

それがこのトーク後買っちゃいました

20091117-2.jpg


サインも長谷川さんの幼少時代の僕ですなぁ。

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲


次に「いいから いいから

いいからいいからいいからいいから
(2006/10)
長谷川 義史

商品詳細を見る


書店で大笑いしてしまいそうになったこの絵本。
おじいちゃんがホンワカしていて何とも言えないキャラですよね。

20091117-3.jpg

サインももちろんお爺ちゃんとおへそを取りにやってきた鬼さん親子!


▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲


最後に「おへそのあな

おへそのあなおへそのあな
(2006/09)
長谷川 義史

商品詳細を見る


この絵本はねぇ~。へ~助を出産する前に
「やばい!! 出産予定日が過ぎてしまうじゃないかぁ( ̄□ ̄;)!!」と焦り
この絵本を読んだところ…
次の日に破水&陣痛が来たと言うすぐれものな絵本でして。
もちろん、妊娠中も何度も読み聞かせをしていたんですけどね(笑)
だからこの絵本には絶対にサインをしてもらいたいと思ってたんです。

20091117-1.jpg

ミヅポン&へ~助と名前を入れてもらっちゃいましたぁ


▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

そんなわけで、長谷川さんのギャラリートークショーのレポートでした。
次は荒井さんの記事をUPしますのでお楽しみにいぃ


この記事に対するコメント


v-4 いくこさんへ

こんばんは(*^∇^*)
さすがいくこさんだねぇ~v-352ジェッソって言ってたわv-352
ギャラリートークでの絵本ができるまでの話も興味があるのだけど…
画材とか描き方とかに目がキラリ 耳ダンボでしたv-398
アクリル絵の具で描いているから、
絵本を見てペッタリ塗っているのかとず~~~と思っていたけど
薄くて細かくて、初めて原画を見て感動しちゃいましたv-344

そういえば昔言ってましたよねぇ~。
こっちではアルシュなんて(私は)高くて使えません。
1枚失敗したひにゃぁ~1年間眠ってしまいそうですv-395
でもきっと良い紙なんだろうなぁ~~~~。
私の中で最高の紙はボタニカルで使っている紙くらいかしらね。
キャンソンの特厚のやつ(^^)

たしかにぃ~~~~~。
こっちでは原画展などやトークショーなどのイベントで作家さんと
出会ったり奥深い話を聞けるチャンスがたくさんありますよね。
海外ではあまりそういう交流みたいなのないのかしら??
まぁ~世界は広いからね。
でも狭い日本のおかげでたくさん吸収できることが多くて
楽しませてもらっているよ(≡^∇^≡)

そろそろ日本に帰っておいでぇ~~~~~v-343
こたつに入ってお茶しましょv-365
へ~助抱っこしてやってねぇv-91

【2009/11/19 02:03】URL | 【いくこさんへ】 #z8Ev11P6[ 編集]


実は読んだこと無いんだけど、あらすじやインタビュー等を読んだことがあるよ。このお話はいいよね。なんだかやられた!って感じだよ。

>白をベースに塗って
ジェッソ塗っているのかな。もしかして絵の具はアクリル絵の具だったけ。

私も紙はアルシュだよ。
普通に近所で買える水彩紙の中では、一番高いけど、それでも22X30インチ(56cmx76cm)のデカサイズで一枚400円くらい。日本だと900円くらいだったと思うから。税金がものすごくかかってる!

日本で買うと、日本製以外の画材がものすごく高い!アルシュのブロック6000円くらいのものが、こっちでは20ドルくらい。これは3倍高v-12!!

日本はクリエイティブなイベントが満載でいいなー。ミヅポンさんの絵本イベントレポートを読むたびに、日本に行きたいと思うよ。しかも安全だし、国民保険あるし(笑)、電車もあるし…日本に引っ越したいな~v-82

…と考えている今日この頃なのよ。

【2009/11/18 05:12】URL | いくこ #mQop/nM.[ 編集]


v-4 なずなさんへ

こんばんは('-^*)/
遊びに来て下さってありがとうございますぅ~v-352
私も書いていてまた原画を見たくなってしまいましたぁ(^^)

おっ!! この絵本買ってこられたのですねv-405
そうなんですよぉ~泣いてしまいますよ…きっとv-406
でも長谷川さんのトークショーでは面白い話ばかりで
この絵本にたいする涙がどこかへ行ってしまいました。

最初のページのおでんを食べてるシーンでは
長谷川さん、おでんが大嫌いだったそうです。
そんな嫌いなシーンを最初のページにもってくるとは(;^ω^A
今では色々な具が入っていますが、昔は残り物がおでんになっていたようで
毎週「またおでんかいなぁ」と言っては渋々食べてたとか。
「おかんは当時30代でしたが、今とは違って頭はこんなサザエさんのようなおばはんでした。(笑)」
最初からしんみりした感じが一気に笑いに変わちゃって('-^*)/

それを踏まえてぜひお見聞かせ頑張ってくださいv-91
泣きそうになったら、最初のページのおかんを思い出してv-398

【2009/11/18 01:14】URL | 【なずなさんへ】 #z8Ev11P6[ 編集]


ギャラリートークショーのレポート、ありがとうございました~!
読んでいるうちにまた原画を見たくなってしまった…汗。

今この絵本が手元にあって、でも、何だか感極まって
読み聞かせしながら泣いてしまいそうで
読めずにいるんです、実は。
息子たちはどんな風に感じるかな~読んでみますね、うん。

【2009/11/17 20:16】URL | なずな #-[ 編集]

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